今、この衣装を作れるただ一人の男
みなさんはスタイリスト兼デザイナーの増田貴久をご存知でしょうか?彼はジャニーズのNEWSのメンバ−であり、テゴマスのマス、優しくあたたかい声と愛くるしい笑顔、それに似つかぬ男らしい体つきの、れっきとしたキラキラほわほわマシュマロ系アイドルです。紆余曲折をへて9人から半分を切り4人にまで人数が減ってしまったNEWSには今"N"ewscaster(ニュースキャスター)小山慶一郎、"E"ntertainer(エンターテイナー)手越祐也、"W"riter(小説家)加藤シゲアキ、そして "S"tylist(スタイリスト)のまっすーこと増田貴久がいます。
前者三人には具体的なイメージがあるかもしれませんが、増田さんのスタイリストというイメージがなかなか薄い方も多いのではないでしょうか。彼は洋服が大好きでminaで連載も持っています。(どれくらい服が好きなのかとかについては割愛させていただきます。伝えたいネタがある方教えてください!)
それでは
TAKAHISA MASUDA COLLECTION
ご覧ください
はい、すばら。
すばらですね。
すばらすばら。
既視感がない、というのはこれだけあるジャニーズの衣装の中でどれだけすごいことか。片方の肩に羽(ありがち)がひとつもはえてない、メンバ−カラーのインナー色違い♡がない、どれだけすごいことか、わかっていただけますでしょうか。とりあえずスパンコールできらきらしておけ〜〜ナィスゥ〜〜ぺたぺた〜〜〜!!!!みたいな、そんなとりあえずで代わり映えのない衣装はひとつもない。「既視感がある」に人は気づきますが「既視感がない」という、ないものには人間はなかなか気づけないものです。
彼の手がける衣装にはいろいろな工夫とこだわりが施されています。
▽おしゃポイント1
踊ったときの印象を考える
まだツアーが終わったばかりで円盤化がほど遠いのが残念ですが2016年のツアー「QUARTETTO」のオープニング曲「QUARTETTO」のサビラストで大きく横に飛ぶ振り付けがあります。その際に翻る布の美しさと言ったら…遠くからでも動きがよく見える仕様になっているし、衣装のおかげで踊りもよりカッコよく表現されて見えます。なんかもうポンポンの付け方ひとつとってもセンスある...この交互になってる感じとかさ...
▽おしゃポイント2
着るという着替え方
ジャニーズの早着替えと言えばオープニングで超あつい踊りにくそうなマントみたいなの着て出てきて二曲目くらいでマント脱いでお手振りの曲になったらスーツも脱いで〜っていうイメージが強い(偏見)(これも別にカッコいい)ですが...見てください、上の写真が一曲目の衣装、そして二枚目が二曲目の衣装。二枚目の足下を見ると分かりやすいと思いますが、一曲目の衣装の上に衣装のコートを着てその後数曲を歌っています。私は着替えの概念をぶち壊されましたバチーーーン。
▽おしゃポイント3
着回し
2に続きますが着回しを考えられた衣装たち。見たことありますか?ありません。ファッションの基本的な考え方をコンサートの衣装に持ち込める、それがプロの仕事です。上下の組み合わせだけでなくそこから派生した楽しみ方も考えているところにオシャレ上級者のテクニックが見えますね。そういうところ好きです。また概念をぶちこわされました!!!オーケーないすぅ!!!!!!!
▽おしゃポイント4
近代絵画のデザインを取り入れる
またしてもこの衣装、みんな大好きモンドリアンの柄ですね!!!この配色とか図とかを見たことはあるけどなんか名前ついてるんですか?くらいに思ってるそこのあなた、おそらく増田先生も知っているであろう知識はチャチャッと共有しておきましょう。
ピエト・モンドリアン( 1872年3月7日 - 1944年2月1日)は19世紀末-20世紀のオランダ出身の画家。
代表作「赤、黄、青のコンポジション」
めっちゃ要約すると自然は水平線と垂直線、赤・青・黄の三原色で表せる!みたいな考え方で抽象的な絵を描いていた画家です。彼の作品は冷たい抽象とも呼ばれています。
増田貴久先生はデザインの知識も持ち合わせているからこそこのような多彩なデザインが出来るのですね。スタッズを打っているところや紐は3原色で展開しているところも面白いです。
▽おしゃポイント5
とにかく既視感がない
先日のテレ東音楽祭でもとにかく目立っていたこの衣装。
冒頭でも言いました、とにかく既視感がありません。だれもやったことないことをする、強いこだわりを持っている方だからできることです。こんな蛍光イエロー持ち出した人いらっしゃいますか?いません。セーラー服のようなデザインに肩の下を通るひも、そしてひらひらのスカート、左腕のゴシック体のツアータイトルロゴ(おそらくフォントはimpact)のプリント、細かな刺繍、隅から隅まで大好き!わたしはこれを生で見て衣装好きすぎて引いた。この衣装ディスるやつ端から端までバチーーーーンOKないすぅ(言い方を和らげた)
ツアーではこの衣装でチュムチュム→KAGUYAという国籍の違う曲の流れと世界観を繋ぐ上級者テクニック...そのアイデアはどこからうまれたんですか?
6/25のラジオ「増田貴久 MASTER HITS」では
"茶色のスーツってなくねえ?ってとこから作った"ということと、
"茶色でいかにキラキラさせないで衣装っぽくカッコいいものが作れるのか、自分と戦ってみた。(中略)あえて茶色にしていかにハデにしないか"
ということをお話ししていました。いままで見たことのないものを作り見せようとしてくれるこのスタンス。想像力と創造力。1人のデザイナーとしてのプライドを感じるコメントです。
アリーナの席がめっっちゃ近くて、近くにいたシゲアキを凝視していたらオシャレな裏地も見えました。つまるところ大好き。
▽おしゃポイント6
先端技術を取り入れる
またしても終わったばかりのQUARTETTO2016のお話しです(衣装すっごい推してる)
画像がなくて載せれないのですが、真っ白のコートで歌う曲がありまして。まあこれだけでもカッコいいんですけど、一人一人出てきて青い光(UV)が当たるとそこには綺麗な柄が……!しかもみんな違う柄……泣いた…わたしは泣いた……すごすぎる……この服の仕組みよくわかってないから誰か教えて…泣いた…
▽おしゃポイント7
柄と素材
はい、まだQUARTETTOの話終わりませんよ!!!!!円盤化を待つんだ!!NEWSはものすっっごぉい♡長いけどな!!!!
このジーンズ衣装、好きな人多いんじゃないでしょうか?ええ、もちろんわたしも好き(心の中の手越がそろそろ「好きでいてもいいかな?」って言い出す)
まさかこの衣装でね...フルスイングを歌ってくれる日がくるなんてね...
柄の話なんですけど、これ、チューリップですよ?ファンの需要曲線と自分をどう見せるかの供給曲線の交点に彼はチューリップがあることに気づいたんですよ、あざと〜〜〜〜い!
ポイント5でも引用したラジオより、
"デニムはステージで着ると照明を吸っちゃう。距離もあると思うけど、ステージ衣装でデニムを着ていてもデニムに見えない。デニムの生地感が伝わらない。そもそもデニムである必要はあるのか?こう悩みはあるんですけど、あえてデニムを衣装っぽくしてどれだけデニムで輝けるか"
"デニムは加工を色々できますから。もともとは濃い色のブルーデニムから作って、メンバーそれぞれ色落ちの仕方とかダメージ加工の仕方とかも全部、装飾もそう"
すぎょい…すぎょい……一人一人サイズ感とか質違いますもん、デザインを考えて誰に何を着せて、いろんなバリエーションがあったんだろうな…そこからひとつずつ選択して、加工とかは直感に任せる部分もあって…センスだけでもできないし、時間をかければできるわけでもない、微妙なバランスの中で試行錯誤を繰り返したことが見える衣装です。
▽おしゃポイント8
ツアーグッズ
上のズボンのとこみて…紺色の...それ、ツアーのバンダナなんです…
今回のツアーTシャツはえんじ色というかワインレッドというか…っていう色、オシャレでわたしは好きな色です。ここにバンダナのネイビー!ネイビー×ワインレッドなんて字列だけで最高にオシャレなことわかるう!ジーンズ地にも合う色、普段着れるグッズとかまた革命的だわ〜〜好き!
しかもこれ重ね着できる仕様ってすごくないですか?
パーカーとTシャツ二種編成で出してるっていうのもすごいし、その二つを重ねてもオシャレになるようにパーカーは短めに、ツアーTシャツは長めな丈感に作られている…グッズを重ね着する…革命、グッズ維新、新しい時代の創設…Fantastic4……
▽おしゃポイント9
メンバー1人1人にあわせたコーディネート
NEWSは四者四様に超イケメンですが全員顔の系統も違えば体格も違うしなんなら髪色の視認性がすんごぉい♡から各々に似合う服とか色とか着丈って全然違いますね。そこで増田先生は一人一人の魅力を最大限に引き出す色や丈感を始め服のしまり具合や柄の大きさまで、先の先までこだわりぬいた渾身の作品がこちら
エイヤーエイヤーエイヤーアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ああ....こやまくんのヘアバンドグッズ化してくれ金なら出す。小山くん紫、てごぴピンク、まっすー黄色、シゲアキ緑、のメンバ−カラーをしれっと使いつつ金を取り入れ豪華なインドの民族衣装の世界観にうまくまとめあげました。各々のスタイルにあわせてこの人のここを引き出したい!という身近でよく見ているからこそわかる魅力に気づいて衣装を作ってます。柄が大きいほうが似合う人、スカーフのほうが似合う人、足首のところでキュッと締めたほうがいい人、長袖がいい人、そして引いて全体を見たときの印象...きっとそんなこと増田貴久にしかできない。
この事実をもっとたくさんの人に知ってほしい。自分の考えるアイドル像は強く持っていて内に熱いものを秘めている。家にいるときだってカッコよくしていたい、人間としての美しいところだけを見せてくれようとしているその姿勢。
”アイドル+α”のこの”α”の部分が重要視されがちな最近の風潮の中で、彼は「歌とダンス」、ここに全力で取り組んできました。確かにアイドルに求められるルックスと歌とダンス、これをクリアしただけではただスタートラインに、ジャニーズ界のフィールドに立っただけ、なのかもしれない。でも彼はその基本を忘れることなく仕事を全うしてきた。自分の好きなファッションを自分のグループにこうして還元した。これ以上なにを求めるのか。まっすーがめちゃめちゃ演技がうまかったら...仕切れるほどのバラエティ力があったら...私はそんなことは一度たりと思ったことはないです。
今のこの時代で決してトップになることはないかもしれないけれど、四人の中でまっすーのイメージだけ「?」になるかもしれないけど、きっと彼が求めているアイドルの形には近づいているんじゃないかな、私はそう思います。もっともっと遠いところに理想はあるのだろうけど。
このまま強いこだわりと信念を持ってわたしたちに増田貴久が考える”アイドル像・まっすー”に夢を見させてほしい。
(written by KAGUYA出・リーダー会落ち小山担および夜会落ちコヤシゲ担・手越の顔面美にハマりだした頃に見たテゴマスのライブ映像で増田の魅力を知り本格的に全員好きになっていまに至る4人を応援したいどこにでもいるジャニヲタ)
初めてNEWSとNEWSグッズを生で見た
ジャニーズなのにダサくねえ!
まったく失礼な話ですがまだあまりNEWSのことを知らなかったころRTでまわってきた10周年のグッズを見た最初のわたしの感想です。だってジャニーズってダサいんだもん…なのに、そんなわたしの常識を彼らは覆してきた。(あのころのわたしはここまでNEWSに愛情を注ぐと思っていない)最初はいいな〜〜くらいだった、あの日がくるまでは(めざましテレビでKAGUYAのPVが解禁された日←明確に人生が変わった)
※ここからは主にパンフレットの中身の写真について画像なしで書いていきます。ネタバレを避けたい方は飛ばして読むことを推奨します。
パンフレットお持ちの方はオープン〜〜〜〜!の前に、表紙について。
うちわの裏などもそうですが、白い紙に黒で四線譜の譜面のデザインが施され、表題は金色ですね!しかしみなさんの家では金色はどうがんばっても印刷できないですよね。
これは「箔押し」という方法で、超高温に熱された金型を使い、その熱で金箔を圧着させています。触ると分かると思いますが、少しへこんでますよね。この方法は細かい加工にはあまり向いていないはずなのに、表紙側にのみ数カ所音符も箔押しになってる〜〜〜〜!すばら〜〜〜〜〜〜!確かな追加料金を感じる〜〜〜〜〜!
金型をわざわざ作るしすごく印刷に時間かかるので裏面の箔押しは勘弁してください。
そしてオープン。
まずは冒頭の個人ページから。
めくったときに写真と文章の位置が交互になるようにレイアウトされています。文章は四角形に流してありますが、この位置も全員違って見開きのページだけでなくめくった先のページとの構成も考えられてるなあと思います。
既に衣装からお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は各々メンバ−カラーを着ていません。何を着ているかというと二種購入特典でついてきたあのメモの色。ちゃんと□♡▽○の順に青・深緑・えんじ・灰色を着ています。今回の配色のディレクションは既にあのころから始まっていたとは...なんでこの色なんだろ?くらいにしか考えてなかった。すばら。パンフにつながる特典メモがあるNEWSの世界すばら。
パラーっとめくって白い四線が入ってる見開きの白黒の写真のページもありますがこちらの線も右上がり左上がりが交互になっていて角度も違いますね〜ただ交互にするだけでなく変化を持たせて飽きないようになっています。
全ページ解説してるとWhiteのDVDの発売日がきてしまいそうなのでいろいろ割愛。このように雑誌やパンフレットなどの中身の構成のことをエディトリアルデザインというのですが、ノートにただ文字を羅列したような構成では読みにくいですよね。読みやすく見やすくするためにグリッドのような線をひいてそこの箱の中に文字を流していきます。
たとえば音から思い浮かべる言葉のページではこんな感じのグリッドをひいてから(絶対こんながたがたなグリッドを使ってないのでイメージ程度におさめてください)
こんなかんじで誌面のバランスをとりながら箱を決めてそこに文章を流していく。
例はてごページです。
これだけでなく文字の大きさ、行間、フォントなど隅々まで考えられてるからこその美しさ。綺麗に見えることは当たり前ではないのです。
最後、軸となっている4つのことについてのページ。今まで背景となっていた譜面に自由にペンキで書いていく。エディトリアルデザインでは写真に文字を入れる時統一感が出るよう、写真の一部から色を拾うことが多いです。たとえば旅行雑誌などで見開きの左側に海の写真、右側に海の解説の文章があったとしたら、その表題は海の深い青を使用したら画面に統一感が出ますよね。これと同じで譜面の白の四角形に文字はペンキの色で書かれています。四角形をきっちりとしたかたちから少し崩して配置したり色を取り入れたりすることによって楽しい雰囲気がでててとっても素敵〜!
ちなみに譜面完成後の左側中央にあるオレンジに水色の点が描かれてるなぞの抽象画がありますがあれを描いた人にデザインセンスを感じました笑(takahisaかな?)
あと写真ではわからなかったのですがトートバッグの質すごいいいですね。柄が印刷された記事を白いナイロンっぽい生地で 覆ってる二重構造。ひもも太くて使いやすい。すばら。
つづいて感想。(内容が重いので読みたくない人はここまでで大丈夫です!ご拝読ありがとうございます!)
4/9静岡エコパアリーナ、私は初めてNEWSを生で見ました。KAGUYA落ちのNEWSファンであるものの、チケットがとれたのに諸事情でWhiteに参戦できず、またようやく私にもコンサートにいくチャンスが訪れました。いままで他グループのコンサートには6度ほど足を運んでいるものの、すべてドームのスタンド席、内半分が2階席という奇跡の席運で生きてきたので、会場がアリーナで席もほんとうに近くて、汗をかいているうなじや増田貴久の浮いている手の血管やシゲアキの服の裏地まで、それはそれは鮮明に見えました。ああジャニーズは生きているんだと生命を強く感じました(?)
曲や衣装についての感想はまだ書けないですが、真っ先に感じたのは彼らの愛でした。手越が幸福魂ので「幸せだね俺らって」と言っていました。ほんとうに幸せそうな顔で。そこに嘘はないし純粋に心の声が漏れた、そんな印象を受けました。正直俺らのファンが一番と言うNEWSの言葉は今まであまり好きではありませんでした。今もその言葉が好きという訳ではありませんが、こんなにもファンに愛情を注いでくれるグループは私は初めて出会いました。ほんとうに愛が重い。いろいろあったからしょうがないけど!
NEWSを好きになって自分が知らなかったNEWSの姿、考え方を見てもっと応援したいと思うようになりました。それは四人だけのおかげではありません。愛情をそそいでくれるNEWSを盛り上げ、支え、各々のやり方でそれを愛(返)そうとするファンの姿のほうに、より衝撃をうけていました。そもそもわたしは前回の記事を含め、書きたいと思うのは自分の意見を述べたいからではなくNEWSに、そしてNEWSを盛り上げようとひたむきに応援するファンに貢献するため、またそのファンの1人が自分であるからです。NEWSとNEWSのファンの力に少しでもなれたら、と純粋に思いました(重い)
こうしてはてなブログを書いてみて、意外に文章をかくこともすきなのかもと思いました。だから、もっとわかりやすく読みやすい文章を書けるようになりたいと思います。こうやって新しい発見や目標が出来たのも四人とファンのおかげです。デザインとNEWSを結びつけて書くことがわたしにできること。こうやってNEWS4人も今自分にできること模索しながら生きてきたんだと思います。そして今も。
小山くんが言ってくれました。「みんな今日は嫌なこと忘れられた〜?明日から頑張ろう〜!俺らNEWSがついてるから!」
ありがとうと感謝を述べてくれるグループはいっぱいあったし、頑張ろうと言われることも俺らがついてると言われたことも今までにたぶんあったと思う。でもこんなに胸に響いてわたしも頑張りたいと思えたのは初めてだった。何度と壁に打ち当たり乗り越えた彼の言葉だからこそ響いた。この時に気づきました。愛が重いのではなく、愛が深いのだと。めいっぱいの深い愛で、わたしごときでは受け止めきれない、それくらい彼らは愛に溢れた人なんだなあ。
これまではジャニーズのグッズを作れたらいいなとか、ジャケ写作りたいだとか、いわば下心丸出しで生きてきたけど、純粋に今自分がやれることを頑張りたい、と思わされた。
みんながみんな壁にぶつかって自分を模索してやっと見つけられた今のポジション。今まで何年もジャニヲタとして生きてきたけど、コンサートでこんなに「勇気」や「パワー」をもらったのは初めてだった。
純粋にその背中を追いかけたいと思った。内部に入り込みたいとかそういう意味でなく、同じように努力して模索して、この4人のように自分なりに居場所やできることをみつけて生きていきたい。この4人は自分の人生の模範であり一生追いつかない憧れであるのだと思った。応援したい気持ちをもっと煽ってほしいし、好きだどうしようもなく好きだともっともっと苦しませてほしい。この四人に勇気づけられ励まされながらこれからもこの4人を応援して、自分も努力してその背中を追い続けたい、そう思わされるライブだった。(クソ重い)
以上、最近シゲアキになびいてるリーダー会落ちの小山担およびこやしげ推しでした。
グラフィック・文字好きにはたまらない3分40秒
はてなブログは読む専門でいようと思ったのですが、どうしても書きたくなってしまったので書きます。
とにかく、デザインが好き、文字が好き、ちょっと興味ある、そんなあなたにぜひ薦めたいPVがあります。
とりあえずサクっとキャプ画をご覧ください。
うーーーんかわいい!!!!!!!!!!!!
この配色、幾何形態、ビビットカラーの服を着た人間の配置、フォントの使い方...!!!!!!!
今回私が薦めるのは1月20日発売のNEWSの両A面シングル「ヒカリノシズク/Touch」の「Touch」のPVについて。ほんとうはもうすこし早く書きたかったのですが私が推したいシーンのキャプ画がないね?!?!なんで?!?!?!しかしまあキャプ画撮るのめんどくさいッスね!!!!!(1/3ほど書いたところでSafariが落ちたため書き直しを強いられている)
この文章もTouchの世界観にあわせて焦げ茶くらいで書きたかったのですがはてなブログに茶色が用意されてないので断念。
わたしは中学生くらいのころには授業中落書きする代わりに明朝体でひたすら歌詞を書いていたような人間、デザインに興味を持ち始めてからはなかなかの時間が過ぎその道を選んで生きてはいるものの、この世界に足をつっこんでまだまだ数年のひよっこ。知識も浅いので言えることは限られていますが未視聴のひとも視聴済みの人にも超個人目線のすばらポイントをお伝えしたい。間違っているとこあったら教えてください!
①配色がすばら!
配色めちゃカワじゃないですかこれ...
かわいい...すばら...(ほめる語彙はこれしか持ち合わせていない)
キャプ画の鬼になってパシャパシャしまくったあと、シーンを抜粋してスポイトで拾って簡単な表にしてみました。
ここでいう背景は主に人の後ろに来る色、図形色とは人の上に重ねられるもの(文字を含む)です。どうですか?最前面に来てアクセントとなる図形の色のほうがはっきりして色が濃い印象だと思います。
(※知ってる人は適当に流してください。色には彩度明度色相という考え方があって、彩度と明度は高い低いという表現を用います。彩度が高くなるほど色が鮮やかではっきりとし、低くなるほど白黒に近づいていきます。明度は高くなるほど白に近づき低くなるほど黒に近づく、つまり漢字そのまま明るさの話です。)
ちなみに白黒にしてみると
まあ微妙ではありますし色にも寄りますが若干下のほうが明度が低いものが多いです。少し違う明度にして地と図(背景と絵)の関係を分かりやすくしてるんですね!!勉強になる!!!!!
それにしても色ヒュってとって並べただけなのにかわいい...
グラフィックの色はあえてきわめて高彩度、きわめて高明度なものや白黒を使わずグレイッシュなトーンを使って、四人の服に高彩度な色や白黒を使い、Touchのセットもド黄色を使ってるあたり、本当ににくい!!!!
明度高い場所と比較的低い場所の面積比の話とかしたいんですけど今回ははしょらせてもらいますね...
②文字がすばら!
冒頭で文字ばっか書いてたとか言うどうでもいいこと言いましたがほんとに文字すきなんですよ〜アイドル好きな人もいればカメラ好きな人もいれば文字好きな人もいるんですね〜!
文字入りPVと言えば、私が知ってるのだとPerfumeの「1mm」なんかもそうです。
はいかわいいですね〜〜〜〜!オシャレ!!!!!!!
欧文よりも和文は形が複雑で一歩間違えるとクソださになりますがこれには明朝体の文字の細さと幾何図形の線をうまく使っている〜〜!!すごい〜〜!!人生で一度はこんなセンス持ってみたい!!!!
ちなみにこれは明朝体のみ(小塚?ヒラギノ?マティス?または違うのか?とかはまだ判別できない、とりあえずウェイト軽そう)ですが今回のTouchは和文に私が見ただけでも四つも使われてました!すばら!!!
これが一番多かったですね!全く同じ形状のフォントは見つけることが出来ませんでしたが、シネマ・字幕系のフォントかな〜と思います。みなさんおなじみの少クラプレミアムでよく使われてます。
@omdol_j0 →(画像無断使用ごめんなさい)こちらはVDLのアドミーン系ではないでしょうか?手元にデータがないため十分な検証ができないままの情報になってしまうのですが素敵な記事を盛り上げる要素としてお使いいただければ幸いです。 pic.twitter.com/Tk2MaxTwPh
— アキヤマ (@4mince) 2016, 1月 25
この記事を読んでくれた方がフォントを特定してくれました!VDLこと視覚デザイン研究所の「アドミーン」です。ウェイト(太さ)はRegularかな?試し打ちこんな感じです。
続きまして〜これは
これですね!ダイナフォントの綜藝体とよばれるやつです!
(文字しか見てなかったけどタイミングごめん手越)
これはわかりません!分かる方教えてください!
ジャンルが何になるかもわからない...でも読みやすいですね〜
文字の穴になっているところに色が入っていたり、背景の柄に隠れる増田かわいい。
Touchすると綜藝体からこれにかわります。
これはフォントワークスの「マティスえれがんと」と思われます。試し打ちができなかったので一部文字を拾ってきました。
(画質悪い)
だからなんだ!といわれればそれまでですが、これらのフォントは皆さんお使いのパソコンにはもとから入ってないですよね。つまりこのフォントを買うのにもお金がかかっているんです!ありがたやありがたや...
そして映像で見てもらいたいポイント!!!!
この文字の出方がそれぞれかわいい!!!!!
例
これが
こうして
こう!
かわいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
ちなみにこれトリミングしてるけど自分の実際のアングルもほぼこれなのごめんねNEWS!!!!!!!!!
こんなのが無数にいろんなパターンが繰り返されます。
ほんと何度見ても楽しい!!!ワーーーーーーーイ!
③幾何図形がすばら!
幾何図形?は?って方もいらっしゃるとおもいますがイメージとしてはパソコンでぺぺぺぺっと書いた感じのイメージ。例は□♡▽○
ちなみに私が好きな形は▽正三角形▽です!書きやすく美しい!
はい、今度は幾何図形といえばこれ、嵐「GUTS」
うわあ私好きそう...モンドリアン...
漂うこれすきならそりゃあTouchも好きでしょうね!!!感....
ちなみにPerfumeはもう私の中で三角の頂点グループです。こちら「Pick Me Up」の間奏部分。
このCGを作っていただいた方には、たしか嵐にしやがれでSakuraにもCGを作ってくださっていたと思います。美しい...
そしてこちらがTouch
リスモ手越の耳元に図形がたまって
はじけたーーーーーーー!この背景の水平のライン、向かって左側は水色もあって三色なのに手越を境に右側にはなくなってるーーーー!すげーーー!オシャレーーーーーー!完敗ーーーーーー!っていう作業を何日もできる!!!お得!!!!!!
なるほど...こういう手書きっぽい三角も使ってるんですね...!すばらすばらすばら〜!
シゲアキ先生の上方にのびる四角の連続と小山くんの足下の緑が途中で終わってるのだけで米食えそう!!!
手越の腰あたりにちらばるやつも超カワ!
これ最初から「小山くんの手からは2文字出したいので一人だけ両手でTouchしてもらいましょう」とか考えてあってこうなんでしょうか?この撮影日を迎える前にどれだけの案と流れと素材を考えてあったんでしょうか。もう本当に天才!!
こんなじゃかじゃかキャプ画載せて大丈夫かな...(少し減らした)
でも!!!こんなの一部だから...こんなの一部なんです...
というかこれはこんな文章を読むよりも映像で見てほしいんですよ伝わらないから!!!!!!!!!!!!!
今更ですがこの部分は左から右へスライドしていく仕組みになってて、巻物を開いてく感じ。メイキングでは全面グリーンバックに回転台に乗ってまわされるジャニーズや軽く歩かされるジャニーズや空中をなんども人差し指でつつかされるなど、このあと自分がどう素材として使われるかわからないまま引きで撮影されてる四人が見れますよ!!PVというよりもアニメーションに近いような画面作りがとても素敵、すばら!
撮影段階でどれくらいまで決めてあったかはわかりませんが、制作者がだいたいの動き、数十秒のアニメーションを作るように、各個人の配置や動きをあらかじめシミュレーションしておいて割り振ったんですよね...途方に暮れるような作業です。ほんとうにこのPVを作ってくれてありがとうございましたと伝えたい、届け!この想い!!!!
デザイン業界の悲しいところはSMAPなどを手がけた佐藤可士和さんのようなランクまで行かないと名前がでてこないことなんです...作詞作曲者のように何度も同じアーティストに携わることが少ないからというのもあるかもしれませんが、音楽業界に関わらずこん(後略)
と、ここまで書いてきましたが誰に向けて書いてるのかだんだんわからなくなってきました。とにかくかわいいんです、四人の楽しそうな雰囲気と圧倒的顔面美と仕草、それを支えるデザイン、隅から隅まで楽しめる一本!(もちろんヒカリノシズクもいつもと違う、悩む切ない濡れた男たちという凶器にやられるから見て)
まとめようとするととたんに普通のことしか言えません、いや、今までもかわいいとか超普通のことしか言ってない。でも、とにかくかわいい、ファンだけが見るにはもったいない、もっと多くの人に見てもらうべき一作(3分40秒)だと思います。メイキングとヒカリノシズクもあわせてぜひ一度フルでご鑑賞ください。以上、蜷川実花監督による和傘と艶やかな着物を使ったPV「KAGUYA」出のNEWSファンでした。